№98. Taipei Taipei


ちょっと前(2016年11月)のことだが、初めて台湾に行ってきた。 いや、トランジットで桃園国際空港には降りたことがあるので、「初めて台湾に入国した」が正しい。 今回の旅は、珍しく日頃付き合いのある顧客筋の女性2名(日本から。8年前のコラムNo.56でも登場のふたり)と、妻と私(KLから)の4人グループだ。 男1、女3、「日本統治時代の跡地なども廻りたいな」などと言っても「残念ですが、もう観光する場所は決まってます!」と、言われるのがオチ。 戦跡より観光、紹興酒より台湾スイーツ、昼寝より人混みと、なにかと不利な人員構成での3泊4日の旅だった。 訪れたのは台北と近郊の九份のみで、台湾の上辺を撫でただけの、短い観光旅行だったが、コスパもよく楽しい旅ではあった。 空港のトイレも清潔で、イミグレの混雑の捌き方もKLIA(Kuala Lumpur International Airport)のグダグダと違い納得の好感度。 2016年の年末、時間の余裕をみて、一緒に行った顧客2名の記念のための旅行記でも残しておこうかと、このコラムを書き始めた。


だがしかし、裏取りのために、台湾について色々調べ、両岸問題(台湾問題)などにも興味が湧いて来た矢先、トランプ米時期大統領が、蔡英文台湾総統と電話会談(通訳なしの直接会談)したという事実が報道され、気分が完全に変わってしまった。 (そういえば、「トランプ当選」のニュースを聞いて驚いたのは、旅の初日の夕食時、日本人に人気のレストラン高記(Kao chi)で小籠包を頬張っているときだった) 今まで、実質「虚構」と知りつつも、公式には誰も批判出来なかった「一つの中国(一個中国)」というチャイナ(中華人民共和国)の核心的大前提を、トランプさんは気持ちよいほどアッサリと無視してしまったのだ。 年々、世界中で傲慢な振る舞いをエスカレートさせているチャイナだが、これには面目丸潰れだ(更には、2017年初頭、蔡英文総統の中米歴訪はアメリカ経由で行くらしいw)。 練りに練った戦略なのか、単に無邪気なだけかは分からぬが、最近人気のエドワード・ルトワックが著書「中国4.0」のなかで書いてる「受動的な封じ込め政策」なんて完全無視。 遠くから見た円山大飯店級に堂々とした、この「ちゃぶ台返し」には、私個人としては単純に「お〜、よくやった!お見事!」と痛快な気分であった。 しかし、外交、国際関係に100%の勝ちや、100%の負けは無い。 そして、各国の経済や安全保障がリンクしているいま、米中間だけの問題として、他人事のように「これは(トランプ vs 習近平)珍獣プロレスだな」などと傍観しているワケにもいかない。 柄でもないが、いま、日本への影響も含めて、もう少し考えてみないとイケナイ気がしてきたのだ。 旅の前、映画「KANO」や「湾生回家」の予告編だけ観て「台湾って親日国家なんだな〜」とか、道中「台北はセブンイレブンとモスバーガーばかりだな〜」、 などと呑気なこと言ってた自分にプチ反省、だ。


一般論で、台湾人は親日家が多いと言われているが、ご存知のように台湾と日本は1972年以来国交がない。 国交もない国になんで行けるのか不思議だが、調べてみると、台湾と国交を結んでいる国は、僅か20カ国ちょっとしかない。 それもメジャーな国は皆無で、ヨーロッパなどは首の皮一枚でバチカン市国だけだ。 一方、日本人から見たら「世界の鼻つまみ者」にしか思えない北朝鮮と国交を結んでいる国は、なんと160カ国以上もあり、士林夜市で食べた汁気の少ない小籠包のように納得できない。 厄介な北朝鮮とは国交を結べても、是非とも取引したい台湾との関係が不自然のままな理由は、もちろんチャイナのせいだ。 台湾がオブザーバー参加を求めていた、国際刑事警察機構(ICPO、インターポール)や、国際民間航空機関(ICAO)の総会に、参加が認められなかったのも、おそらくチャイナの圧力だろう。 「台湾は我国(チャイナ)の一部だ。台湾を国と認める国とは断交だぞ!」と、「一つの中国」の原則を振りかざす。 経済規模と潜在的軍事力で脅しをかけてくるので、好き嫌いは別として、チャイナとの関係を重要視する国は、必然的に台湾とは国交断然状態を強いられるのである (タイムリーというか、最近、アフリカのサントメ・プリンシペとかいうマイナーな国も台湾と国交断絶したが、これもチャイナの圧力と言われている)。 日本も法的には、台湾を捨てチャイナをとった身である。 台湾の人達に「台湾を見捨てた日本人が、エラそうなこと言うな!」と言われたら、中正記念堂の足つぼ健康道並にイタイ。 とは言え、ご本家チャイナの諺通り「上に政策あれば下に対策有り」で、双方の民間交流機関が非公式の「国交」を担当し、こうして無事旅行にも行けるようになっているのだ。


その台湾。 2016年1月の台湾総統および立法委員(国会議員)選挙で、蔡英文および民主進歩党が圧勝し、中国寄りの国民党の時代に終止符を打つことが決まり、 5月の就任早々、国民党政権末期のプチ反日(沖ノ鳥島問題や慰安婦問題)から一転、日本重視の政策を展開している。 前年に、既にレイムダック化していた国民党の馬英九が、シンガポールでチャイナの習近平との「歴史的な首脳会談」などで、牽制球を投げさせられていたが、 「台湾人」としてのアイデンティティ(台湾認同)を持つ国民の多くは、独立志向の強い政党を選んだ。 蔡英文候補圧勝の予想で投票率が過去最低(それでも約66.3%!)だったそうだが、「もし蔡英文が当選すれば決して寛大ではいない」といったチャイナ軍関係者の強面恫喝もあまり効き目がなくて拗ねたのか、いまでは対話拒否状態らしい。 今や国民60%、若年層で言えば90%以上が自分は「台湾人」と認識していると言われている。 年々、生まれながらの台湾人(天然独)が増え、且つ、ネットなどで自由に情報を取捨選択できる環境なので、今更「私は中国共産党を支持します」なんて言う若者は、金瓜石の金塊レベルの希少価値だろう。 余談だが、一時、台湾学生の「ひまわり学生運動」や香港の「雨傘革命」を、日本のお子ちゃまSEALDsと同一視するような意見があった。 所詮「終わった連中(SEALDs)」のことだが、差し迫る脅威に対する肌感覚の違いか、平和ボケの産物か、はたまた敵の味方なのか、 中山地下街出入り口の朝市屋台で独り飯しているときに、大勢の日本人ツアー客に注目されたときのように情けない。


台湾の学生さんが危惧する以上に、実は大人達にとって中共の恫喝は深刻だ。 いくら嫌いな相手でも、経済的な生殺与奪権をチャイナに握られているので、明らさまに無視したり、まして、メンツを潰すようなことは絶対できないのだ。 残念ながら、台湾にとってチャイナは、貿易の約40%を依存し、約400万人近くの観光客を送り込んでくれる上客なのだ。 経済は破綻していると言われながらも、他国に比べて圧倒的な量を購入してくれるチャイナ。 ポイ捨てから犯罪まで、からり迷惑だが、大人数で観光に来て、ゴミだけでなくお金も落としてくれるチャイナ。 一方、チャイナにとって台湾との貿易は全体の5%未満、西門町の阿宗麺線並のB級ポジションだ。 「我党に逆らうなら、取引を滞らせますよ」と言われたら、現状では「失礼しました」と言うしかないのだ。 現に、THAAD配備をめぐって虎の尾を踏んでしった韓国は、韓流締め出し、渡航規制、チャーター便規制など、ジャイアンがスネ夫をいたぶるような無慈悲な仕打ちに苦しんでいる (韓国は、事大主義、そして、大統領制と反日の3つは、もう見直す時期かもね)。 蔡英文総統に近い某台湾企業(食品系)も、既に「踏み絵」を踏まされているような報道も出ていた。 このような恫喝や報復が怖い東南アジアの小国達は、国際司法の判断を無視するような国であっても、すすんで危ういAIIB(Asian Infrastructure Investment Bank)に参加表明し、漠然とした一帯一路構(妄?)想などに「賛同」せざるを得ない。 まあ、最近の新聞をみると、チャイナは外貨準備高激減の影響で、帰国する駐在員の個人口座まで凍結しているようなので、経済も改修中の西門紅樓 (シーメンホンロウ)みたいに張りぼてなのかも知れない。


私は、そもそも、トランプが今回「ちゃぶ台返し」した「一つの中国」ってやつは、チャイナ高官が酔っ払ってた引いた「九段線」と同じくらい一方的な押し付けではないか思っている。 チャイナからすると、台湾との間で92年コンセンサス(九二共認)で合意していることになっているが、内容も「解釈は各自で異なることを認める(各自表述)」や「小異を捨てて大同につく(共同存異)」などと、 実態は龍山寺の電光掲示板のようにチグハグな印象だ。 まして、台湾総統である蔡英文はそれを認めない姿勢だと言われている。 アメリカだって「まあ、そういった問題が存在することは認める」といった程度だし、日本も「そういう立場は理解する」といったボカシ方で、微妙なバランスを保っている。 バランスなどと言うと地政学っぽいが、ぶっちゃけ言ってしまえば、チャイナ以外の国はチャイナに対して、「ハイハイ、あなたの核心的利益ってヤツは胡散臭いけど、ウチからモノ買ってくれれば、目を瞑っておきますよ」といった程度だろう。 台湾の人達だって、「アイデンティティは台湾人だが、台湾独立(台独)などと勇ましく事を急いて、チャイナの暴発を招きたくない。今は現状維持が得策なんだよ」といった意見が正直なところだろう。 ましてチャイナのリーダーなどは、「両岸問題は核心的利益って公言しちゃってるので、それを無視するような行動とられたら、鉄拳制裁しないと立場がなくなっちゃうよ、出来れば現状維持でお願いしたい」が、本音だと私は思う。 ときに大きく揺れながらも、しっかりとバランスを保っていた台北101タワーの免震ダンパーを、確信犯か単なるKYなのか、トランプさんが大きく揺らしてしまった。 その後のチャイナの反応の稚拙さが、慌てふためく習近平さんの顔を想像させる。 空母「遼寧」を出してきたり、アメリカの無人潜水機をくすねてみたり、日本の対台湾窓口機関の名称変更(「日本台湾交流協会」に変更)に目くじらを立てたり。。。 チャイナにとっては、大気や水資源の汚染対策など、人間の生存に不可欠なことよりも、実質「虚構」である「一つの中国」を無視され、メンツを潰されたことへの対応の方が喫緊の課題なのだ。


事実上の一党独裁国家であるチャイナ帝国が「核心的利益」と位置付けているのは、台湾のみならず、日本の尖閣諸島も同じことだ。 繰り返し、繰り返し、武装漁民(海上民兵)を領海に侵入させ、じょじょにステージを上げて行き、緊急避難的上陸を許したあとは、気づいたら尖閣の占領は完了。 公務員の常駐もなく、民間人も住んでいない島を自国の領土にするなんてチャイナにとっては朝飯前。 恣意的なマスコミ報道と、他人事意識の国民と、時間をかけた“サラミ・スライス戦略”の合作だ。 尖閣諸島が片付けば、次のターゲットは沖縄本島だ。 「古より沖縄は中国固有の領土」と喧伝し、土地を買い漁り、地元マスコミを懐柔し世論をつくり、米軍を追い出し、何年もかけて台湾香腸ならぬサラミをスライスしていくのだ。 全てのシーサーが4本爪の龍柱に変わったときに、自分達の考えが鳳梨酥(パイナップルケーキ)のように甘かったと気付くがもう遅い。 あとは逮捕、拷問、粛清、虐殺、残酷非道のお決まりコース。 「いくらなんでも、我々と同じ時代に生きている人間が、そんな苛烈な侵略をするとは思えない」と言われる平和主義の方も多いと思う。 そんな方々は、せっかく日本はチャイナと違ってGoogleが自由に使える国なので、「チベット 中国」とか「ウイグル 中国」とか「共産党 拷問」等々のキーワードで検索してみてほしい。 「同じことが沖縄や台湾に起きる可能性はゼロだ」などと、国立故宮博物院の翠玉白菜のようにナイーブなことを言い切れる人が居たら、朝日新聞の論説委員になら良いが、政治家だけにはならないでほしい。


さて、トランプさんの「ちゃぶ台返し」は、日本にとってどんな影響があるのだろうか。 台湾人も密かに希望する「現状維持」の均衡状態を壊す、ロシア寄りのトランプさんの言動を心配する評論家は多い。 日米、ロシア、インドでのチャイナ包囲網に加えて、台湾にまで口を出すことを、チャイナが「過剰」と判断することが危惧されている。 台湾の態度次第では、チャイナは反国家分裂法(反分裂国家法)を発動し、アメリカは台湾関係法で対応することになる。 確かに95年、96年の第三次台湾海峡危機のような状態は日本経済にとっても痛手だし、もしもドンパチが始まってしまったら、九份の人混みではぐれた連れを探す以上に厄介だ。 ただ、私は、「”現状維持”にこだわり、過度の配慮で、臭い物に蓋をしてきたがために、中共の増長を招いたと」いう意見に敢えて与したいと思う。 膨張する帝国主義には、モグラ叩きのようになったとしても、小突いて追い返しておかないと、あとで取り返しのつかない状態になってしまうからだ。 現状は、「メンツを潰して暴発されたらマズイから」との配慮が仇になっているとしか思えない。 チャイナもリスペクトできる素晴らしい文化をもった国であることも確かだが、実力以上に尊大な妄想の民でもある。 現状に甘えていた”妄想”をトランプさんの”本音”が”現実”に引き戻してしまったところに、「ちゃぶ台返し」の価値があったと思いたい。 だって、現実的にはチャイナだって、いくら威勢の良いことを言ってたって、大国同士の戦争は絶対したくないのが本音のはずだ。


再び台湾旅行。 ちょっとした観光旅行でも、その地の歴史や政治等々、色々なことを考えるトリガーになるので、そういうチャンスは今後も大切にしたい。 日本皇民として大東亜戦争を戦った後、日本国籍を離れた人への補償問題や、開館した慰安婦記念館の問題等々、知ってしまった今となっては、「台湾は世界一の親日国だ」などと、もう手放しで言うことはしない。 これからは、過去をしっかり見つめ直し、その功罪を認識したうえで、この親愛なる「国交のない国」を考えていかなければならないと思っている。 東日本大震災や熊本地震のときに巨額の義援金や、救助隊を即断で送ってくれた国。 政治的には、対岸のモンスターの恫喝に存在を脅かされながらも、「Taiwan is not Chinese Taipei!」と、独立国家としてのアイデンティティを主張し出した今、日本国民としても声を大にしてエールを送りたい。 「台湾は日本と同じ立派な独立国、中共の侵略などは、自由主義陣営各国手に手をとって絶対阻止しようではないか!」


でも、トランプさん、今後「本音」はもう少し小出しにお願い致します。そして、出来れば「逆サラミ・スライス戦略」で、じわじわとチャイナを民主化への方向へシフトさせましょう!


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年末年始の更新なので、コラムの内容とは関係ないが、昨年中に読んだ本をリストアップしておこうと思う。
(7年ぶりに年間目標100冊達成!)


【[恒例]2016年読書記録】(2016/12/31時点)


1.[神の拳(上)/フレデリック・フォーサイス]
2.[神の拳(下)/フレデリック・フォーサイス]
3.[三匹のおっさん/有川浩]
4.[ファイアー・フライ/高嶋哲夫]
5.[マスカレード・ホテル/東野圭吾]
6.[マスカレード・イブ/東野圭吾]
7.[マネーロンダリング/橘玲](再読)
8.[影踏み/横山秀夫]
9.[鉄の骨/池井戸潤]
10.[夢は荒れ地を/船戸与一]
11.[ブルーマーダー/誉田哲也]
12.[金融夜光虫/杉田望]
13.[虎を鎖でつなげ/落合信彦]
14.[特別検査(金融アベンジャー)/杉田望]
15.[検察捜査/中嶋博行]
16.[東京島/桐野夏生]
17.[ワイルド・ソウル(上)/垣根涼介]
18.[ワイルド・ソウル(下)/垣根涼介]
19.[蟹喰い猿フーガ/船戸与一]
20.[血族ーアジア・マフィアの義と絆/宮崎学]
21.[告発倒産/高任和夫]
22.[昭和戦争史の証言 日本陸軍終焉の真実/西浦進]
23.[ヒトリシズカ/誉田哲也]
24.[交渉人/五十嵐貴久]
25.[カエルの楽園/百田尚樹]
26.[コールドゲーム/荻原浩]
27.[フォルトゥナの瞳/百田尚樹]
28.[下町ロケット/池井戸潤]
29.[小説新巨大証券(上)/高杉良]
30.[小説新巨大証券(上)/高杉良]
31.[色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年/村上春樹]
32.[続 実録!刑務所のヒミツ破獄11回「脱獄王」の全貌/安土茂]
33.[嫌われ松子の一生 (上)/山田宗樹]
34.[嫌われ松子の一生 (下)/山田宗樹]
35.[世界でいちばん長い写真/誉田哲也]
36.[深紅/野沢尚]
37.[インビジブルレイン/誉田哲也]
38.[真夜中の神話/真保裕一]
39.[民王/池井戸潤]
40.[金融探偵/池井戸潤]
41.[ようこそ、わが家へ.../池井戸潤]
42.[永遠の旅行者(上)/橘玲 ]
43.[永遠の旅行者(下)/橘玲]
44.[神の子どもたちはみな踊る/村上春樹]
45.[警視庁心理捜査官(上)/黒崎視音]
46.[警視庁心理捜査官(下)/黒崎視音]
47.[愚行録/貫井徳郎]
48.[海に消えた神々/今野敏]
49.[宿命/東野圭吾]
50.[卒業ー雪月花殺人ゲーム/東野圭吾]
51.[知らないと恥をかく世界の大問題7/池上彰]
52.[バーにかかってきた電話/東直己]
53.[警視庁情報官/濱嘉之]
54.[偽装報告/高任和夫]
55.[初陣/今野敏]
56.[押入れのちよ/荻原浩]
57.[失敗の本質―日本軍の組織論的研究/戸部良一,寺本義也,鎌田伸一,杉之尾孝生,村井友秀,野中郁次郎]
58.[DZ/小笠原慧]
59.[インシテミル/米澤穂信]
60.[逆説の日本史17(江戸成熟編-アイヌ民族と幕府崩壊の謎)/井沢元彦](再読)
61.[逆説の日本史14(近世爛熟編-文治政治と忠臣蔵の謎)/井沢元彦]
62.[シンメトリー/誉田哲也]
63.[疾走ガール/誉田哲也]
64.[ブラックペアン1988(上) /海堂尊]
65.[ブラックペアン1988(下) /海堂尊]
66.[第三の買収/牛島信]
67.[ひかりの剣/海堂尊]
68.[テロリストのパラソル/藤原伊織]
69.[流星ワゴン/重松清]
70.[ガール・ミーツ・ガール/誉田哲也]
71.[外交崩壊/古森義久]
72.[クラウド時代の情報セキュリティ/NRIセキュアテクノロジーズ編]
73.[ストックホルムの密使(上)/佐々木譲]
74.[ストックホルムの密使(下)/佐々木譲]
75.[異邦の騎士/島田荘司]
76.[野生の証明/森村誠一]
77.[愛をください/辻仁成]
78.[噂/荻原浩]
79.[ここに死体を捨てないでください!/東川篤哉]
80.[グラスホッパー/伊坂幸太郎]
81.[誘拐―愛のかたみに/田中文雄]
82.[赤い指/東野圭吾]
83.[鍵/乃南アサ]
84.[逆説の日本史7(中世王権編-太平記と南北朝の謎)/井沢元彦]
85.[逆説の日本史8(中世混沌編-室町文化と一揆の謎)/井沢元彦]
86.[紫蘭の花嫁/乃南アサ]
87.[心とかすよな/宮部みゆき]
88.[上海カタストロフ/柏木智光]
89.[幻惑の死と使途/森博嗣]
90.[クレムリンの枢機卿(上)/トム・クランシー]
91.[総理/山口敬之]
92.[鋼のメンタル/百田尚樹]
93.[雑談力/百田尚樹]
94.[「カエルの楽園」が地獄と化す日/百田尚樹、石平]
95.[中国4.0(暴発する中華帝国)/エドワード・ルトワック]
96.[サイゴンのいちばん長い日/近藤紘一]
97.[クレムリンの枢機卿(下)/トム・クランシー]
98.[アメリカ・ザ・ゲンバ(America at the Scenes)/青山繁晴]
99.[あなたへ/森沢明夫]
100.[壊れた地球儀の直し方/青山繁晴]
101.[財務省と大新聞が隠す本当は世界一の日本経済/上念司]
102.[青天の霹靂/劇団ひとり]


(№98. Taipei Taipei おわり)


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